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人形製作雑記:フランドールの羽のこと [製作]

 フランドールの体のパーツは、とりあえずできた。
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しかし問題は、やはりあの「羽」である。

 先週末に時間をかけて羽のパーツを作ってみたのだけれど、どうも気に入らない。フィギュアのような精度を求めないにしても、指で一個一個作ったのでは、ちょっと雑な感じが強すぎる。そういうわけで、頭部パーツと同様に、型から起こすことにしました。
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エポキシパテに針金通して整形後、ビーズをはめて原型を作る。シリコン樹脂(ブルーミックス)で型取り。樹脂はあっという間に硬化するので、作業を急ぐ必要があるけど、この程度の小物を作るのには便利。

 透明樹脂と言えばエポキシだけど、少量ずつ作るのは手間だし、そもそも上のような型では流し込むことができないので、透明度のある粘土を使うことに。「すけるくん」という何とも微妙な名前の素材を型に押し込んで、羽のパーツを複製する。先週は「透明粘土」という、これもまたストレートな名前の素材を使いました。こちらは硬化剤を混ぜて固めるタイプで、「すけるくん」は自然乾燥型。透明粘土は粘着性が強くて、ちょっと扱いづらい。「すけるくん」はちょっと油っこくて、手に付かないので扱いやすい。透明度は透明粘土の方が高い。

 羽の骨につなげる必要があるので、パーツの芯にテグスを入れる。抜けないように結び目を作っておく。あと、○と◇のつなぎ目を補強する意味合いもある。
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 試作品が、こちら。
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透明と言ってもエポキシのようなクリアな感じにはならない。シリコン樹脂のような感じ。粘土を型に押し込んで、はみ出たのを除去して再度押し込んでを3回ぐらい繰り返して整形する。微妙なやわらかさがあってバリをきれいに取れないので、できの悪い食玩のようだけど、1cm程度のパーツだから肉眼で見ると気にならないかもしれない。デジカメのマクロで撮影すると、指紋やホコリや毛羽立ちが目立つのが困る。

 と、完成する前にあれこれ書いてみたけど、全体としてうまく仕上がるかはよくわからない。羽のパーツを骨に固定する際に、テグスの折れや曲がりのために羽の向きがばらばらになってきれいにまとまらない予感がする。針金の方がその辺の問題はなさそうだけど、樹脂の中で目立つことと、いじっているうちに折れて切れる恐れがある。

 来週末には妹様を展示できるよう、今日はもうすこし作業しよう。
タグ:人形
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